
母は今ホテルのロービーで寝ている。
いよいよ、帰国だ。
のんびり出来た旅でした。
今回この旅をサポートしていただいた方に
心から感謝をしたい。
「ありがとうございました」
母と母の友人にはハードな旅だったと思う。
60歳を超える年齢で、足・腰に持病を抱えている状態で
沢山歩いて、船に乗り、急な階段を登る。
私が今回旅するにあったって「親孝行」と言う言葉を
よく掛けられた。当然私は「いえいえ」と答えるが、
ここカンボジアでは家族、とくに両親に対して、
孝行するのは当たり前で、カンボジア人の中にも、
家族で旅する人も多い。
当然、カンボジアにみんなが両親をつれて行ける訳がないでしょう。
私はとても恵まれていると思う。
だからこの機会を絶対に逃したくなかった。
母も年齢を重ねて長距離の旅に出られる事は、後数年しか
ないだろう。私ができる最大の事で、
両親が望む事を、可能な限り叶えてあげたい。
今まで散々身を粉にし働いてきた両親に
対して、当たり前のことをするだけなのだ。
カンボジアに来る度に、家族を思うカンボジア人に
いつも学ばされる。年配の人に対する礼節。
両親に対する礼節。
私は、ここへ来る度に考えさせられ
ここへ来て初めて家族の大切さを教えられた。
日本では今、年配の方が疎まれる時代になってきている。
年々、年寄りが増え国内では深刻な少子化が進み、
こどもたちへの負担も益々増大する。
戦後の大家族はなくなり、核家族になり
両親をホームに預け、最後を看取る。
ここ、カンボジアではあり得ない世界観なのだ。
「なんで、あんたは結婚しない」
ここではよく言われる。
「できないんだよ」と言うと。
「年取ったとき、面倒をみてもらえないよ心配だ」と皆が言う。
ここではこどもが両親の面倒をみるのが至極当然なのだ。
家族を大切にできないといずれ自分自身に必ず帰ってくるだろう。
肉親・血のつながりはなによりも代え難い。これはとても尊いことなのだ。
カンボジアはよく貧しい国のようにマスコミや
人から聞くと思う。
ほんとうに貧しい国って何処だろう。
いつも、ここで教えられる。本当に貧しい国の話を。
コメント
良き旅になったようですね。
私も前回バンコクに行ったときは正直
体力的にキツい部分がありました。
3時間もバスにのったり、歩くのも多かったり
狭いタクシーの後部座席で長時間座ったり。
母上様もきっと思い出に残るたびになったことでしょう。
やはりいまを感謝しないとダメですね。
逆にいまを感謝できずに、大事ばかり欲かいてる人を見ると、うむーと思ってしまいます。
旅行するのって本当にいろんな人との協力があって成り立つので、また色んな写真を
見せてくださいよ。