神戸。

先日、パーティーに呼ばれて神戸へ行った。
神戸に行くのは十数年振りになるだろう。

私がその彼女と出会ったのは、
カンボジアで過ごし始めて数ヶ月経った頃だった。
その地に長くにいた男性達が私に「鉄の女」が来ると
色々なエピソードを教えてくれた。

頭の中で描く彼女の印象は
グレース・ジョーンズ+マーガレット・サッチャーだった。
私は、そんな人に責められばひとたまりもないと思い
恐れおののいていた。


ついに、彼女と出会った。
第一印象は
「なんだこのやわらかさは?」と思った。

それから数年たち、先日久しぶりに会った。
とうぜん、カンボジアで共に暮らした人々とも久しぶりに会う。
久しぶりに会うとき、私はどうしても距離感を感じてしまう。
時が解決してくれるのだろうが、私はその距離感をなかなか
縮めることが出来ないのだ。

だが、彼女は違う。
まるで昨日、先週も会っていたような錯覚をするほど
「やわらかく」迎え入れてくれる。

彼女の「やわらかさ」を感じたシーンがある。

まず、彼女はとても素敵な写真を撮る、とても自然に撮っているのだ。
私は人を撮るのが苦手なのは「人を撮る」と構えて撮ってしまう。
自然に撮ることができないのだ。

彼女がキャンプ場に来て、さりげなくキャノンの一眼を持ち出し、
こどもたちの写真を撮りはじめる。
こどもたちはいつの間にかカメラの存在を忘れ、彼女と遊び
自然にカメラに収まっていった。まるで彼女の視線の延長のように。

彼女のもつ「やわらかさ」が為せる技なのかもしれない。

「やわらかい」彼女が結婚された。

私は、「この人とゆっくり酒を飲みたい」
と思う男性とはなかなか出会わない。
そんな男性に久しぶりにあった。

彼は、人と話すとき眼をまっすぐに見て話す。
とても誠実そうな眼をしている。
当然、眼には全ての表情が出ている。

余計な詮索だが、彼の眼を見て話している時、
彼は、沢山の苦労をしてきたんだろうと思った。
その苦労は私には計りしれない。
彼の眼には「やさしさ」が滲みでていた。
苦しさを知っているからこそ出来る
「優しい眼」なんだろうと思う。

優しい眼の彼と、やわらかい彼女が
結婚された。

気持ちの良い二人が結ばれる。
これほど素晴らし事はない。

おめでとうございます。
末永くお幸せに。



遠いアジアの空の下から、
素晴らしいパーティーまで
ありがとうございます。

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