年齢のせいか、さっき考えていた些細なことを、別の行動をした拍子にすぐ忘れてしまう。そんな「忘却」を避けるため、一時期はスマホやPCのTODOリストを試してみた。しかし、私にはそれがかえって手間に感じてしまった。
買い物に行っても、TODOを入れたスマホを確認すること自体を忘れてしまう。私にとってスマホは、未だに「電話というおまけが付いた高価なiPod」のようなもので、常に画面をチェックする習慣が根付いていないのだ。若い世代はデジタルを便利と言うだろうが、私のような「昭和脳」には、手書きの速さと、書くことで記憶に刻まれる感覚こそが、何より信頼できる。
そこで改めて「手書きメモ」に立ち返ることにした。枕元、会社のデスク、そして外出先。あらゆる場所にメモを配備している。
友人お手製の黒いメモカバーに「ツバメノート」のメモを差し込み、個人用のメインメモとして使い始めた。当初はDANGOのシリコンバンドで「フィッシャースペースペン(Triple Aught Designモデル)」を挟んでいたが、今は以前購入した「ほぼ日手帳WEEKS用」のブックバンドに替え、ファーバーカステルのペンも添えている。ちなみに、このフィッシャーのペンはメルカリで3,000円で見つけた掘り出し物だ。
枕元には「ロディア」を置き、何か思いついたらすぐに書き留める。デスクでは友人から頂いた「ラミー」の万年筆を愛用している。映画やドキュメンタリー、YouTubeを観ていて気になった用語があれば、即座にメモを取り、後で調べるのが日課だ。デスクの上には、手帳を買うたびに溜まったメモ帳たちが、あちこちに心地よく散乱している。

仕事場では「伊東屋のリーガルパッドホルダー」を愛用している。指示を受けた時や、ふと思いついたアイデアをこまめにメモすることで、思考の漏れを防ぎ、仕事のリズムを整えている。
結局、私にはデジタルよりも、ペンを走らせるこの感触が一番合っているようだ。

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